ラスベガスでまたダラーレンタカーを借り、グランドキャニオンへ向かう。
今度はミニバンでなく、コンパクトの3ドアハッチバックを借りる予定にしていた。
所が、窓口のオネイさんがハッチでは荷物が入らんと言い出した。アメリカでの
いつもの手口かと思い、もしその場合はどうしたら良いか聞いて見ると「もう一度
列に並んで手続きをやり直せ」といわれた。 アー困ったなと思ったが、まあ何事も
経験、それで良いよと言って手続きを済ませた。今回は3日間借りて、クルマは$100、保険が$80の合計$180で予約してある。「左のテントの下で手続きを
して頂戴」と言われ、サンキューとそちらに向かう。そこにいる黒人のスタッフに
「このクルマをだしてチョー」と頼むと、こちらのスーツケースを見て、「ミニバンに
しないか?同じ料金で良いよ」とニコニコしながら言うではないか!?
「サンキュー、ベリーマッチ!!」と赤いミニバンを借りることにした。

もともと借りる予定のクライスラーCalivierを見てみると、やはり家族4人では小さ
そう。でも良かった、安くで借りることができた。気が利くぜ、ダラーレンタカー(昨日と違うー)さて出発、後ろの座席を倒して荷物を積む。座席は完全にフラットに
座面に埋め込まれるようになっている。うちのニッサンセレナも同じようにして欲しいなーー。日本人なのに、米国人のクルマに先にカイゼンされちゃあなー。

         
老人の繰言はおいといて、フーバーダム経由、グランドキャニオンである。
H-93ハイウエイ入り口はすぐに分かった。ここから、フェニックス方面にキングマンまで行き、そこでI-40に乗り換えるんだったな
それから、ウィリアムスでH-180に乗り換えグランドキャニオン方面というルート。
平均120kmでも、約5時間というアメリカンドライブが始まるのであった。
        
【砂漠の途中でトイレ休憩】
ラスベガスを過ぎるとすぐに砂漠になる。といっても低い潅木が生えて
いる平原である。道の途中には本当に人が住んでいる様子はなく、
途中にポツポツとドライブインがあるような集落が点在する感じである。
集落の名前もxxスプリングという、西部開拓時代に泉の水があったの
で人が立ち寄った名残という感じ。人が住んでいるのが信じられない
ような場所である。(後でCARSというアニメを見て、この辺のことが
よく分かった)
フーバーダムを過ぎて、2時間ほどでキングマンという町に着きウェンディーズでバーガーを食べる。日本と違って野菜が入っているのは良いがパティは本当にミミズのような味である。子供たちも食が進まない。
ガソリンを入れるが、フーバダムからここまでガススタンドがなく、ここで入れておかないと本当に大変なことになりそうである。(ちなみにJAFがない(笑))
キングマンから、I-40(LAからNYまでの大陸横断ハイウエイ)に入ると18輪大型トレーラの専用道路の様である。道路わきにはバーストした大型タイヤが散乱しているし、ここがアメリカの大動脈である。
ひたすら、まっすぐで退屈な道をひた走る。この道に並走するルート66があるのは帰りに知った。もうすでに歴史的な道になっている。

速度表示は75マイルになっていたが、時折日本のノリで90マイル(150km)くらい出していた。
気が付くと途中の中央分離帯にパトカーこちらを向いて泊まっていた。ヒヤリとするも、そのまま行き過ぎた。1分後くらいにパトカーが赤色灯をつけて追っかけてきた!!万事休す、観念したがパトカーは自分のクルマを追い越して前の車を停車させた。アー助かった!!
どうもレーダをつけて張っていた様だ。それから、制限速度を守った
ことは言うまでもない。
こちらではクルーズコントロールがあるので、速度を設定するとその速度でずっとはしれるから、ウッカリということはないし、足も疲れず使ってみるとこんな便利なものはないといった感じであった。
       
そのうち、日も暮れてグラキャニの夕焼けは自動的にキャンセルになる。まだ4時半くらいなのに?実はアリゾナとネバダに時差が1時間あるのを知らなかっただけだった。
       
夕焼けは空気が澄んでいるためか非常にきれいだったが、120kmで飛ばしているので、味わうひまもない。曲がり道のWiliamsについたのは7時過ぎ、そこからTusayanのグランドホテルまではまた、1時間強の
道のりであった。アーー今日も疲れた。
    
水着を持ってきていたので、温泉気分で温水プールで泳いだ。
ナオはビーチボールでおおはしゃぎで、旅の疲れがちょっと癒された感じである。
   
それから、カントリーの音楽付きでホテルの食事。明日はいよいよグラキャニ!である。夜は月が出ていて、残念ながら星は良く見えなかった。

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