先週、ナオの要望で20年以上前のファミコンのRCA出力をビデオ出力に改造したところ

をレポートしましたね。

今週は、その続編です。

ビデオ出力とオーディオ出力を3PのRCA端子に出力して、現代の液晶TV のビデオ入力に

接続し、ゲームができるようになったところまでが先週のレポでした。

でも、オーディオにブ~~ンが入って、耳触り。

これをなんとかセンバいけませんね。

ビデオ出力は、後期基板のため、そんなに縦筋が酷くはないようですが、これも

合わせてチャチャっと修正してみましょう。

 なつかしのスーパーマリオです


まずは、ビデオ出力の縦スジの対策から。

スーパーマリオの画面で見てみましょう。

写真で見ると分りにくいですが、周期的に縦筋が発生しているようです。

ネットをググると、PPU(CPUですね)のP21からビ2SA937トランジスタにビデオ出力が

出てされています。

ここの近接したパターンから、ノイズが誘導されて出てくる模様。

家庭用ゲーム機をxxする  さんよりの情報に感謝!

  赤線のところが、問題のパターン

PPUの21ピンとトランジスタのB端子を浮かせて、直接接続するといいらしいです。

早速やってみましょう。

回路図は、これが最終~~というのをネットからゲトしてきましたよ。

自分の理解力から見て、このソリューションが一番理にかなっているようです。

エミッタに接続している150Ωを外して300Ωに交換します。

出力の110Ωと220uFが並列に繋がるので、負荷オーバにならないよう措置

先駆者の方々、感謝いたします。

(560PFはEMC出さないように、縦筋対策のオプションですね)

少々、定数が異なっても、問題ないようです。

(あくまでも、自己責任でお願いしますね)


さて、関係のパーツを外しましたよ。

これから、修正していきます。



もともとのTr 2SA937のB端子の足をまげて、電線を引き出します。

そして、C,E端子はもとのパターンに半田付け。

そして、PPUの21P 浮かした足に半田付け。

これでおKです。

とどめに、Tr 2SA937の5VとGND間に100uFを接続。

これで、高周波ノイズをデカップリングです。

まぁ、おまじない程度の処置ですが。

結果を見てみましょう。

  

明らかに縦島が軽減しました! ぱちぱちパチ。8888.

この辺で勘弁してやろう!

そうだ、肝心の音声に関してはどうでしょうか?

ビデオか、RF(TV2CH)の電波が飛び込んでいるのでしょうか?

(シールドに触ると音が小さくなる)

こちらも、いろいろやってみたけど効果なし。

困ってまたまたググってみると有益な情報が!

古くなってくると、コントローラ2のマイクのゲインが高くなって

ノイズがでるゲナ?

マイク、はぁ? そんなものが付いてたんだ、この時代のファミコン。

早速 コントローラ2のマイクボリュームを触るとノイズの出方が

変わりました。 とうとう見つけましたね、真の犯人を。

ピントはずれな対策を行って、ずいぶん時間をロスしました。

Controller2の回路をゲトし、対策を考えます。

だんだん会社の仕事みたいになってきましたね。

ファミコン コントローラ2の回路図。 CMOSロジック 4069UBをアンプにしている面白い回路

Enri’s Home PAGE   さんより回路を拝借。感謝!

どうも基板に塗り付けたカーボンで形成している120KΩが経年変化により、途方もなく値が大きく

なって、ゲインが上がり過ぎている模様。

CMOSのインバータ回路にフィードバック抵抗が入っているので、抵抗値が小さくなれば

ゲインは下がりますが、大きくなるとゲインが上がり過ぎてしまいます。

疲れたので、この続きは次回に回します。

まったねー  (´・ω・`)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です