トドお父さん通信-国家
小沢の公設秘書逮捕から、「国策逮捕」というコトバが市民権を得てきたもよう。
トド父さんもおそまきながら、「国策逮捕」というコトバをググってみると出てきたのが、2002年位に田中真紀子女史と鈴木宗男の外務省での確執をあつかった外務省のノンキャリア官僚 佐藤優が検察庁に「国策逮捕」された事件を自らあつかったこの本がひっかかった。
早速Amazonで購入して読んでみるが、トド父さん的にはやはり同質のメタボ体型と思われる佐藤氏のグルメぶりが印象に残る。
いわく、逮捕が近づいていると思われる大晦日に残業ということで、赤坂のテンヤで「海鮮天丼とビール」をたのんで楽しみにしていると連絡が入って、半分残したままその場を去った(心残りww)件とか、堀の中のクサいメシが意外とイケル等、具体的にメニューも交えて詳しい説明があることが、興味をひいた。 
ナカでも、夏の暑い日の午後に刑務官にアイスクリームを頼んでいたところ、急な取調べがはいって、「ショウジキ、このナカではアイスリームが溶けてしまうことと、罪に問われることが(自分の中で)同列に扱われるようになる」というクダリが、リアリティがあって面白かった。 
両隣の房が確定死刑囚でその人格を評価するところなんか、ソルジェーツインの「イワン・デニソービッチの一日」のようである。 この本でも、イワンはやはりうすーいいスープと固いパン一片が一日の張り合いになっていた。
トドお父さんの毎日の刺身のようだね。 食べるモノを見れば、その人の人格までわかるという。
「昨日は、なに食べた?」 この本も含めて、なにもかも飲み込んで信じることは危険のようだ

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