「獄中記」 岩波文庫 ¥945 「国家の罠」 新潮文庫 ¥740
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最近 バス通勤から電車通勤に代わりました。 通勤時間も前の2倍くらいになってトホホのトドお父さん。
電車で読書でもしますか。 佐藤優の「国家の罠」ラスプーチンと呼ばれて に続き、アマゾンで「獄中記」
をお買い上げ。
それにしても、512日だっけ、1年半以上を冷暖房のない拘置所で過ごす精神力だけでも
驚異に値する。 同様に国策逮捕と言われているリクルートの江副さん、ライブドアの堀江さん なんかの
拘置日数と比較してみるとよい。
ヤクザ屋さんや肉体労働系の拘置者と比べて、知的労働系の人はこの環境だけですぐに「落とせる」と
考えても不思議はない。
でも、この人は「あー、これで落ち着いて読書ができるーー、ヨカッタ!!」って喜ぶんだから、検察も
こまったでしょう。
刑務所の麦が入った通称「くさいメシ」 を毎日、毎日うまい、うまい って食べちゃうし。(メニューも詳述)
たまに面会者の差し入れ弁当が入ると、
「オカズは人工的な味付けで、ゴハンも日持ちするよう油が入り、おいしくない、」 って、何じゃ?
ヤッパこの本の前に、 有名な「国家の罠」 を先に読んでおくべきでしょう。
国家の罠が正当なノンフィクションなら、この本は、著者が獄中で読んだ大量の本とその感想を述べた
日記と友人や弁護士との書簡集みたいなモノです。
正直、 ヘーゲルがどうとかニーチェとか神学とか出てきて、読み進むのに 伸びきったトドお父さんの
脳みそのシワでは大変でした。
でも、ところどころに 「多摩川のタマちゃん事件」や「白装束集団のパナウエイブ騒ぎ」 なんて当時の
事件がでてきて、著者 ならではの当時の社会分析がちりばめられており、国家の罠では触れてない
身近な面白い部分も若干あり (でも忍耐が大(笑))
タマちゃんなんて、南カリフォルニア(SoCalっていうとカッコいい)で波乗りしてると、いっぱい出てくるのにね。
(に人なつっこいのでしょう、相手がトドだったせいか(笑)な?)
「閑話休題」:
ムネオハウスでたたかれた、やっぱ悪党顔の鈴木宗男さん。ロシア人が「ハウス」なんて言う筈がない。
当時 この人の上司だった、外務省の孫崎 さんの紹介マンガがあったんで、紹介します。
この人も、外務省では異端の スゴイ人だったのね? ポチッとしてください。
この上司にして、この子分あり、っつてか? 日本にインテリジェンスが根付く日は来るのか?
サッカーのワールドカップみたいに、日本が列強に伍していくために、あと100年はかかるのか?