ラジオ少年の真空管ヘッドフォンアンプ HP-AMP-1 とゼンハウザーのHD-650ヘッドフォンの組み合わせ
のおかげで、夜半でも家人に迷惑をかけることもなく、音楽を楽しめるようになってはや3ヶ月。
エージングが進むにつれ、ボーカルの音がよくなるとともに、すこし不満も出てきました。
「もうすこし、低音に迫力が欲しい」
というのも、CD音源になっているKenwoodのミニコン の方が低音に迫力があるんです。
多分、低音を多少ブーストしているせいだとは思いますが。
そんで、少しいじってみました。
まず、低音を決めるのは、SRPP出力の220uF 250Vと1UF 250Vです。
220uFを外してみました。 あきらかに低音が出ません。
1uFを2.2uFのフィルムコンに替えてみました。
カホパーツで2個 330円でした。
220uFを再び取り付けました。 470uFくらいにするとどうなんでしょうかね?
このコンデンサはかなり電荷がたまるので、触る前にはアースでショートして下さい。
それから、ヘッドフォンジャックを金属製のがっしりしたものに換えてみました。
見た目は通信用ぽくっていいのですが、コネクタを抜き差しする力は前より必要です。
でも、¥185でした。 金メッキのものを探したのですが、見当らない。仕方ない。
最後に、前から気になっていた、基板の穴と固定用スタッドのずれの修正。
スタッドを手持ちのおおきいものに交換し、基板の穴を開けなおしました。
基板の中央にトロイダルトランスのネジが飛び出ているので、ショートしない
ように、絶縁に電工テープを貼りまくりました。基板側も貼ります。
ここで、なんとなく気づきました。
「ケースをひっくり返して、基板をつけるんじゃぁないのかな?」
ラジオ少年の組み立て記の写真を見ると、確信に変わりました。
でも、そうすると今度はトロイダルコアのネジが下に飛び出て机に当たってしまいます。
ゴム足をつけないといけないですね。 ゴム足の穴だったのか? 今基板を付けている穴?
「あ”--、し”まっつた!」
気を取り直し、当初の計画通りに、基板の取り付け位置をずらして取り付けることに。
いいじゃないですか、この状態で。 上から余計なものがのぞきませんし。
また、アースポイントもいろいろと検討しました。 シャーシ裏です。
3ピンラグ板(付属せず)で1一点アース
FGの一点アースにはトランス3.25VのFG、RCAジャックのアース、基板のアース一点
を接続します。
シールドの網線も付けた方がハムがでない
アースポイントはいろいろとカットアンドトライの連続です。 基板からアースを一本持ってきます。
また、今回はACラインのノイズフィルターを付けます。
さっきの3ピンラグ板を使って、AC1次側ラインにYコンを入れました。
安全規格を通った 1000 ~ 4700PF 位のコンデンサを2個いれます。中点はFGに
接続します。 古きよき時代と違って、現在のACラインには色んなノイズが乗っています。
また、現代のPSE規格においては、安全上もあったほうがいいでしょう。(サージ対策)
ラインフィルターについては、英文ですが下記のサイトに詳しく説明されてます。
http://www.justradios.com/safetytips.html
音は変わらいのですが、少し締まりがよくなった気がします。
基板を固定した、ピシャリな気分もだいぶ入っていると思います。
基板が固定、コネクタも金属 :改造後 基板がプラプラでみっともない、改造前
これで、トドお父さん版のヘッドフォンアンプ、基板倒置実装版は完成です。
お疲れ様でした。
いまは、昨年アメリカ西海岸旅行中にクルマXM衛星ラジオで死ぬほど聴いた、
Christina Perri 「Love Strong」 を聴いています。
いいですね、彼女。新曲の「A Thosand Years」もいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=rtOvBOTyX00
それでは、またねー。