ミニマルなテーブルランプ(調光付き)
   
ニキシー管時計のハードはほぼ、動作にこぎつけ、前回から箱入れに苦戦しております。
今回、ようやく完成にこぎ着けましたので、その報告をしますねー。

プロジェクトの残りは、① テーブルランプの調光機能
② スイッチやLED表示のケースへの取りつけ
③ GPSによる電波時計化

の3つです。

意外と、残っている分だけでも大変な作業になりますね。
でも、仕事ではないので、プロジェクトの残り、楽しんで進めましょうね。

まずは、エジソンランプの調光機能から。
こりは、秋月電子から買った、トライアックの調光基板を使いました。
確か、¥600. これで、結構 大きな電力を制御できます。
でも、100V商用電源でスイッチングするので、ノイズ対策が必要です。

 
 まぁ、アマチュアで楽しむ分はいいのでしょう。 PSE規格に当然合致してないのですが
いいのでしょうかね? 色々調べましたが、販売するのでなければ良さそうです。

 
 基板の組み立ては30分くらいで、ちゃっちゃっと終わります。
本当は、ノイズフィルタを入れたかったのですが、場所的に余裕がない、
諦めました。 

紫檀の銘木でできた、上板に取りつけて、ミッションコンプリートです。

  木ねじとスペーサで取りつけます

次は、スイッチやLEDランプを箱の横板へ取り付けを行います。

使うスイッチは電源スイッチと同じ、日本開閉器のの短軸トグルスイッチM-2018L/B です。
電源スイッチで使ったM-2012L/Bと違い、モーメンタリ(押したときだけ動作)タイプを使います。

  SWとLEDは木箱の横に取り付けます。

キットから木箱に取り付けたSW(スイッチ)とLED(ランプ)へ配線をします。
緑LEDにパラに緑LEDを、黄色LEDは手持ちがないので、橙で代用しますた

 
  まぁ、こんなもんでしょ。(配線汚いですが) タイラップで束ねます。

  足の取り付け

最後に、裏板にマルツパーツで買った、ゴム足を取りつけます。

これで、外装系の組み立ては完了ですね。

最後になりましたが、さぁ、今回の本命 GPSによる電波時計機能の取り付けです。
 
前に、Global Top GPSチップPA6Hの動作確認を行って、ほぼ1年経っています。

PA6Hを使ったGPS受信機を作りましたPart1(ニキシー管時計スピンオフ第一弾)


  
 作った内容を忘れておりました、自分のブログを見て動作を確認!


まず、気をつけないといけないのが電源電圧。

   キットのGPSオプション基板と接続です

おっ、と危ない。 キットのVCCは5Vになってっていますが、GPSチップは3.3Vです。
写真のチップの下のスペースに、5V ⇒ 3.3Vの低損失3端子レギュレータを
取り付けました。

  レギュレータを取り付けております

 それでは、まずは前回同様にシリアルUSBでPCとつないでみます。
前回インスコした接続確認ソフト Global Top GPS Viewer V1.8を起動

前回は、コールドスタートから衛星を捕捉するまで、10分以内だったと思いますが、
今回、30分くらいたっても、赤いランプが点滅したまま。(3D fixになっていない)
PPSの緑色LEDが点滅になりません。

衛星から、位置を見つけるには、4つの衛星を捉する必要があると書かれています。
一つでも捕捉すれば、時間情報は入るのでいいとは思いますが、GPS認識の
緑のランプが付きません。

 

試しに前回と同じように、シリアルUSBのFTDI232RL基板から、3.3Vを供給すると、
今度は10分くらいで衛星を捕捉
どうも、ニキシー基板から供給される5Vから生成した3.3Vのレギュレーション(ノイズ)が
悪いようです。 高圧のスイッチングが入っているので若干ノイズが大きいのかな?

3端子レギュレータのパスコンを色々といじって、ようやく捕捉できるようになりました 。
(1uF ⇒ 10uF の青い積層セラミックコンデンサに変更しました。104もパラって)

ボーレートはデフォの9800bpsで、時計の設定を行います。 信号の極性反転は不用でした。
(Peteによると、BR355を接続するとき等はトランジスタで信号反転の必要があるとのこと)

   ようやく衛星を捕捉できた状態

これで、基板の緑ランプがついて、GPS信号の取り込みがうまくいっていることを
しめします。 壁にかかっている電波時計と見比べると分/秒がピッタンコあっています。

ちょっと感動ですね。 この瞬間。

しかし、GPSの計時は、イギリスのグリニッジ標準時(GMT)になっているみたいので、
これも設定が必要です。
PV Electronics のPeteにメールで確認します。 GMT+9時間の設定が必要です。
Thanksfor your email. I believe Japanese time is +9 hours from GMT, soset: Parameter14 = 9
Parameter16 = 1

サンキュー、Pete おかげさまで長かったニキシー管時計作りが、ミッションコンプリート!!
ここでようやく、作ったGPS基板を半分に切って、シリアルUSB基板の分を切り離して、
ケースの中に納めます。

   右中央がGPS基板です。ソケット付き
 
ガジェット好き、からくり時計好きだったじいちゃんの霊前に供えます。
50年の時を経て、よみがえって実用になったニキシー管時計を見て、
もし生きていたら、どんなコメントになったでしょうか?

    エジソン・ランプを点けるとレトロでいい感じ

本当は、本人が作りたかったけど、作りきれなくて自分に託したと思います。
まぁ、思いもかけずジイちゃん孝行が出来てよかったですね。

1年もかかってしまいました、本プロジェクト。

終わったらホッと一息です。 3本ものルービーがお腹の中に消えて行きました。

チャンチャン

 

 
 

  
  
  

 
 


 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です