なんのはずみか、現在モールス信号を練習している。
モールス信号といえば、今は商業通信ではまったくつかわれてなく、
アマチュア無線の一部に残っているだけである。
きっかけは、WebでA1 Clubというハムの電信愛好者のHPを見つけてからである。
年末に、米国のebayオークションで、米国製BENCHERのBY-1複式パドルキーという
電鍵を$60+$35(送料)で購入し、年末に送ってきて以来、結構 毎日練習している。
主に聞くほうをトレーニングしているが、アマ無線の雑誌の付録としてパドルキー
のキーヤーなる付録の基板なるものを見つけ、秋月電子というところに部品
セット¥1500を発注し、久しぶりに自宅でハンダ付けして組み立てて
からは、送信の練習も行っている。
これだけ、オタクの世界に入ると、カミさんの理解を超えているらしく
できるだけ、みなの見てないところで影で努力(笑)をしているところである。
しかし、BENCHERのキーはケーブルのヘタレ具合を見ると多分20年くらい
経っているのだろうけど、写真のようにキレイである。
やはり機能美とか、所有の楽しみというのが、趣味の世界の良いところである。
インターネットとか、ケイタイで簡単にすませるところを、このように回りく
どい方法で、通信するという世界は、女性の理解する世界と全く違うのである。
古い車をレストアしたり、真空管のアンプをリストアしたり、デジタルの量産品を
ただ使うのとは違う手作り感というのが、マニア心をくすぐるのだと思う。
21世紀は手作りというのが、ひとつのキーワードだという気がする。