今日も北九州全域フラット。ハァ、早く波が出てこないかなぁ!!
【トド父さん大いに語る!(ヒマすぎ!!)】
先週 甘木 音楽館に零戦32型を見に行ったのは、実はNHKで「零戦ニ欠陥アリ」という番組を見たからである。その番組で32型(2型零戦)は翼端を切ったために航続距離が極端に短くなり、ラバウル基地から戦場のガダルカナルまで行って帰ることができなかった欠陥機であると断定していた。そんためが生産台数が3ケタと1万機以上も生産した割に少ないのだといっている。
また、もともと零戦は軽量化のためにあちこちグラム単位で肉抜きをしている。翼もジュラルミン版の厚みを0.8mmと極端に薄くしたため、高速でフラッタが発生し、表面が波打ってしまう。そのため、急降下速度が650kmに制限されてしまう欠陥があったと断言している。
本当にそうであろうか。実際の零戦32型を見てみる。翼端にこっそり触ってみるがそんなに薄い板金を使っているという風には感じない。今見ても美しい機体である。なおかつ、緒戦の2年間で相当の戦果をあげ、米軍に恐れられたのは周知の事実である。
今日、この件についてググって見ると「零戦の会」のBBSに「零戦ニ欠陥アリ」取材方法に欠陥あり。として詳しく書かれていた。つまり、取材をする際に結論ありきで取材し、長い取材の中でごく一部の言葉のみを引用し、「海軍の失敗に学ばない官僚主義が多くの犠牲を生んだ結果につながった」という結論に結びつける強引な編集が行われ、取材された零戦を愛する搭乗者・設計者の人達が怒っているというものである。
これを見ると敗戦後60年ということで湧き上がった、「日本はアジアを侵略したか、それともアジアを(列強の支配から)解放したか」というマスコミの論戦を想起させた。
1500年前にヒミコが九州にいた、とか大宰府は大和朝廷ではなく、九州王朝が作ったとかいう話ならいざ知らず、太平洋戦争の件は実際に戦争に従事した生き証人が沢山残っているのである。私を含めて戦争に参加してない人達(桜* *子とかオボッチャマ君の漫画家))とか、が、「南京ではどうだ!」とか言っているのは、なんか変と思うトド父さんである。是非カットされた元搭乗員の大原さんの2時間に及ぶ零戦の話のほうを編集なしで聞いてみたいものである。
それにしても技術に関わる端くれとして。戦前に各種インフラのない時代の日本の技術レベルに驚くばかりである。ライト兄弟からわずか35年くらいだったんよ?
アポロから35年後の今はなに?進歩したのはケイタイとネットくらいじゃん、ある意味退歩? 80年代確かに茶パツとヒーサロはなかったが、フェスは暑かった!