前回 4年半ぶりに実験用 可変安定化DC電源プロジェクトの再起動を宣言してはや2週間。
結構、電源の自作に苦労しております。
今回、その途中経過を報告します。
備忘録を兼ねていますので、文章が少々固いのはご容赦くださいね。
【回路図】
電圧制御に、LM317っていう定番のICを使います。
このICは1.25V~35V までの制御に使うことができます。
電流は、放熱器を使えば1Aくらいまで流せるのですが、今回は0~32V 2.5Aまで
流せる仕様にしようと思います。
この1.25Vをキャンセルするには、マイナス電源を作って-1.25Vを基準にすることを
最初に考えたのですが、いろいろググるとダイオードで下駄をはかせるアイデアが
ありました。
これを拝借します。
2.5Aまで流すには、トランジスタで電流をブーストするのですが、PNPタイプと
NPNタイプの回路があり、今回 手持ちの関係でNPN回路を採用します。
電流制限ですが、0~2.5Aまで、ボリュームで制限電流コントロールしたいと思います。
これは、電流検出抵抗0.1オームの両端にLinear Technologyの電流検出IC LT6106を
採用します。
0.1Ωなら、1Vあたり1Vの出力が出ます。
これをコンパレータで制御して、電流ブーストのトランジスタのベースーエミッタ間を
ON-OFFする回路を考えました。
以上の内容は、手書きの回路図にまとめます。
アナログ回路なので、アナログちっくに手書きでつね。
【組み立て】
回路が決まったので、基板に回路を組み立てます。
入出力端子は秋月で買った端子を使います。
LM317にも、放熱器を付けます。
LM317の入力端子と、ADJ端子と、出力端子の部品を付けていきます。
最後に出力の電界コンデンサ470uF 35Vと2.5Aのポリスイッチ(事故復帰型
ヒューズ)を取り付けます。
まだ、LT6106の保護回路とコンパレータ、5Vの電源回路が下の基板に組んでません。
今日は、この辺でカンベンしてやろう!(ほんとうはカンベンしてね)
晩酌がしたいですからね。
今度は最終回、組み立て・動作確認になる予定です。
それでは、おやすみなさい