最初から大上段にかまえた題名になってしましました。(後半でヘタレな事実が判明!)
先にHP-AMP1 真空管ヘッドフォンアンプ キットの組み立ての記事を書いてます。
そちらも併せてご覧ください。
ラジオ少年のHP-AMP1で真空管ヘッドフォンアンプ(とHD-650ヘッドフォン)の魅了に目覚めた
トドお父さん。最近は、夜半に音楽を聞くときはほとんどヘッドフォンです。
この間、ebayで趣味の真空管オークションを楽しんでいたところ、Little Dot用真空管って
ジャンルがあるではありませんか?
それで気づいた中華ヘッドフォンアンプ Little Dot MKII 送料込で¥17000。
深センにある、この会社、いい部品を使っており、良さそうです。
http://www.littledot.net/forum/viewtopic.php?f=9&t=816
でも、貧乏だからHP-AMP1を改造しようとしたところまではお話ししました。
これからのお話は、実際の改造プロジェクトの解説です。Modsっていうとかっこいい
【部品購入】
HP-AMP1の回路図に改造を記入した回路図に従って、部品を集めます。
(カソード抵抗 330Ωを忘れておりました。注意ね)
今回は、水曜日、会社の帰りに今泉のカホパーツセンターによって揃えました。
買う部品は
① 470KΩ x4 (2Wくらい)
② 1.8kΩ x2 (1Wくらい)
③ 100KΩ x4 (2Wくらい)
④ 15KΩ x2 (1Wくらい)
⑤ 330 x2 (2Wくらい) ← 出力の3極管のカソード抵抗です。(回路図には忘れてます)
⑥ 0.1uF(250V) x2
⑦ 0.22uF(450V) x2
以上で、¥900くらいでした。 トドお父さんのコズカイで足りました (^u^)
売り場には、1個 ¥700くらいする高価なオーディオ用のコンデンサが鎮座してましたが、
貧乏なトドお父さんのこと、目もくれず安いポリエステル・コンデンサを購入しました。
(2個で¥240くらいでした)
【改造・組み立て】
次の休日に、悲壮な決意でHP-AMP1 の改造に入ります。
(壊しちゃうかもしれないし、改造中はアンプを使えません)
まず、アンプのシャーシーから基板をはずします。
線材の接続は、ターミナル式になっているので、ねじを緩めるだけ、便利。
取り外す部品は足の半田をはずします。
はんだを半田コテで溶かしたところを、半田水取り機でシュポッツと吸い取ります。
それで取りきれない部分は半田吸い取り線(銅の網線)でさらにきれいに取ります。
くれぐれも、銅箔パターンをはがさないように注意して作業してくださいね。
不要な部品を取り外したら、次は組み立て。
パターンをそのまま使える部品は、そのまま半田付けします。
付けられない部品は、部品面でなく、裏の半田面(パターン面)に取り付けます。
裏にあまり高さのある部品を取り付けると、あとでスペーサ(スタッド)で抑えられなくなるので
注意してくださいね。 (スペーサ高さをかえる手もあり)
一番大変なのが、6U8の1番ピンと6番ピン、プレート同士をつないでいるパターンの
切断です。 ここはカッターで注意してパターンを切ってしまいましょう。
カッターで平行に2mmほどの間隔でカット はんだごてを当てて剥離します。
あとで元に戻すときはジャンパー線を使います。
【完成・検査】
回路図通りに組み立ったら、接続を見直しましょう。
テスターで、B+電源(プレート側)からの抵抗値と理論的な抵抗値を見比べます。
つぎにアースからの抵抗値と理論的な抵抗値を見比べます。
これを真空管の各ピンで実施します。 左ch/右chの違いも注意ね
トドお父さんは2か所ほど間違いが見つかりました。
470kΩの9Pグリッド側が6Pプレートにつながってたので、こちらもパターンを切断して
ジャンパーで9Pグリッドに接続しました。
あくまでも、自己責任で実験をお願いします。
結構、難易度は高くなります。(ラジオ少年自体が難易度高いんですけどねー)
【火入れ・視聴】
つかれましたので、これからは来週にします。
みなさん、来週もよろしくお願いしますねー。
それでは、おやすみなさい。