さて、前回はISSI社のスマホ用のアナログアンプIC IS31AP4991Aを2個使って超小型の
ステレオアンプを作ってケースを加工したところまででしたね。
今日は、最終回ですので回路図の説明と音出しテストまでですね。
まずは、回路図を説明しますね。
面倒くさい回路を今日は書いてみました。
ISSI社の IS31AP4991A を 2個使います。
左チャネルと右チャネルの2回路ですが、外付け部品は少ないです。
入力のC/R、内部OPアンプのリファレンスを維持するためのパスコンくらいです。
スマホで使うときのために、シャットダウン回路がありますが、これは5V でプルアップしておき
ましょう。
最初は、リセットで切り替えないとON/ OFF時にポップ音が出るかと思いましたが、ポップ音は
全くでませんでした。この辺はデジタルアンプとの違いですかねー。
今回、気合が入ったのは3.5mmのヘッドフォン端子です。
イヤホンをイヤホンジャックに刺したときに、スピーカから音が出ないようにしたい。
このために、マル信の5端子のスイッチ付き3.5mmジャックをカホパーツで購入しました。
MJ-354W ¥180。 スイッチで切り替える案もあったのですが、コドモが使うので却下。
このヘッドフォン端子で問題が発生。
回路図を見てもらえば分かるように、スピーカ出力は差動で出て来ます。
ステレオのマイナス側を共通につなぐわけにはいきません。
テストでつないでみると、数秒で”ボコボコ”って音が。
これは、昔の言葉でいうと”モーターボーティング”って現象ですね、なつかすい。
解決案ですが、マイナス側を直結するのではなく、100オームの抵抗を介して3.5mm
ジャックのアース側に接続しました。
ヘッドフォンのレベルを落とすためにも、丁度いいですね。
100オームでは小さすぎ、470オームくらいでもいいかもしれません。
あとは大した回路ではないですね。
入力は、3.5mmプラグつきケーブルを使って、スピーカ出力は、4端子のスピーカ端子を
使います。
電源は、古いUSBケーブルを剥いての赤と黒のみで5Vを直接 接続します。
パスコンも何もなし。 問題なかったです。ビーズくらい入れたいところですね。
これで、出来上がり。
音出しをします。
いままでの、PCスピーカよりゲインが低く、レベルを上げないと大きな音は出ないようです。
でも、音質がいいので、小さい音で十分です。
レベル上げれば、十分な音量がでますし、なにしろFOSTEXのカンスピ、ニアフィールドでの
音質は定評があります。
こりは、使えますね。
コドモに渡して、ミッションコンプリート。
ちょっと、おしい気がしますた。
でも、超小型アンプが有用に使われて満足です。
それでは、まったね~~