今晩は、トドお父さんです。
すっかり更新が遅れました、すみません。
前回 部品を買ったり、ARDUINOのIR REMOTEの環境の準備まででしたね。
今回は、いよいよブレッドボードで動作を確認した後に、リモコンを作りますよ。
まずはブレッドボードでリモコンのプログラム(スケッチ)の作成と動作確認を行います。
まずはArduino IDE開発環境にて、前回 ダウンロードしたIR REMOTEのライブラリから、Exampleを開きます。
Arduino-IRremote-master
この中から、IR_RECEIVEのスケッチをARDUINOに書き込みます。
もちろん、その前にブレッドボードに赤外センサーを取り付けて、ARDUINOに接続します。
このスケッチを書き込んだら、ツール ⇒ シリアルモニタ でシリアルを表示します。
ブレッドボードの赤外線センサにリモコンを押して信号を入れます。
今回購入したキットの赤外線センサーは信号が入ると、ボード上のLEDが光るので便利です。
センサーの出力が分かりました。
これをメモしておきます。
次にリモコンの信号を受信して、ACに接続したリレーを動作させる検討に移ります。
今度は、先ほどのExampleから、IR_Relayのスケッチを読んできます。
これは、赤外センサーから信号が入ったら、リレーをON/OFFするデモのプログラムですね。
赤外線のコードが何であれ、判別する手段が入っていません。
ここをポチっと改造しましょう。
次のプログラム、IR_Relay2 が、望みの赤外コードのみを受け付けて、その信号が入ったら
電源をオン/オフする仕様です。
今回、2つのリモコンでON/OFF信号を制御したい、一つは中華製リモコン KEYES、
もうひとつは現在 Apple TVで使っているKENWOODのオーディオ用のリモコンです。
KEYESによるON/OFFはApple TVの制御と関係のない#キーを選びます。
このコードは、0xFF52ADh とのことです。
Arduino-info Wiki さんより
もうひとつのKENWOODのオーディオ用のリモコンの電源ON/OFFのコードは
先ほどのIR_RECEIVEの実験結果より、
0x1D00B946h です。
この2つで、リレーをON/OFFするようにスケッチを修正すればいいわけです。
下記のようなプログラムになりましたよ。
このプログラムをARDUINOに書き込んで、ブレッドボードでテスト。
赤外センサーは先ほどと同じ、11ピン、リレーの切り換え出力は4ピンです。
実験的には、4ピンにLEDを接続して、ブレッドボードで動作を確認します。
KEYESのリモコンを赤外センサーにポチっとします。
おっ、LEDがON/OFFしました!
次に、KENWOOD。これも電源ボタンを押すと、LEDがON/OFFしますた!
これで、プログラム(スケッチ)は完成です!
ARDUINOの赤外線リモコンの制御、すでにライブラリーが充実しているので簡単
にできますね。
さて、次回 最終回はこれをケースに組み込んで、実用化しますよ。
それでは、お楽しみに。
おやすみなさい。